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第3回六華ワールドトーク開催レポート

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第3回六華ワールドトークのご案内」にてお知らせ致しました講演会が終了致しましたのでその内容についてお知らせ致します。

【日 時】平成27年7月22日(水) 15:40~17:00

【場 所】札幌南高校図書館

【講 師】マラヤ大学予備教育部教員(文部科学省派遣)成田雅昭さん(南21期)

【テーマ】マレーシアから学ぶこと~マラヤ大学勤務をとおして

講師略歴

 1978年 北海道大学大学院修士課程修了(応用物理学専攻)
 1978年 北海道公立高等学校教諭
 1997円 教頭(2校)
 2001年 校長(4校)
 2013年 マラヤ大学 予備教育部教員(2年間)、
       北海道大学大学院工学院博士後期課程在学、
       北海道大学教職志望者ガイダンス講師、通訳案内士

講演内容

 講演は、「グローバリゼーション」「マラヤ大学予備教育部について」「マレーシアで感じたこと・考えたこと」「外国旅行・外国生活のすすめ」「私がお勧めする本」「高校生の皆さんに伝えたいこと」とのテーマに沿って進められました。

 成田さんは、大学院修士課程修了後、北海道公立高等学校の教諭、教頭、校長として35年間教育に従事し、退職後は、文部科学省の派遣でマラヤ大学で数学の教員として2年間勤務されました。マラヤ大学の学生が日本に留学した際に学生が困らないように、なるべく日本語で数学の授業をすることを心掛けていたそうです。ただし、講演終了後の南高生の質問にもありましたが、そもそもマレーシアでは公式を暗記する必要がないので、教え方も日本とマレーシアでは違ってくるそうです。

「グローバリゼーション」

 最近ASEAN諸国が人口の増加とともに高い経済成長中を見せており、日本も大きく注目しています。日本、中国、韓国はビジネスチャンスの場ととらえ、ASEANの会議にも参加する等積極的に関わっているのが現状だそうです。

「マラヤ大学予備教育部について」

 1981年マハティル首相のときに発足した制度で、マレーシアの義務教育は11年で日本より1年短いため、マレーシアの学生が日本の高等教育機関に入学するまでの1年を補う、政府の支援する勉強期間です。学生が日本に留学するにあたって、留学生は、中等教育終了時の学力試験によって選抜されますが、日本での国立大学入学が約束され、日本での学費、生活費等は支給されます。

「マレーシアで感じたこと・考えたこと」

 マレーシアは対日感情が非常に良い国で、日本のアニメーション、雪、食文化、景色は特に人気があるそうです。ITが進んでいて、国内のすべてのレストラン、ホテルではWi-Fiが法律によって無料化されています。

 大らかな優しい人柄ですが、約束の日時は守らなれないことも多々あり、でも、それに対して怒る人もいないそうです。場合によっては、イスラム教のお祈りが仕事より優先されるそうです。

「外国旅行・外国生活のすすめ」

 外国に行って、外から日本を見るということは日本の素晴らしさが実感できる貴重な体験ができます。いわゆる後進国は、経済的に貧しいかもしれませんが、人間としては優れている人も多く、そこに人間的な優劣はありません。国籍・人種・宗教等を乗り越えて人を見ることが大切です。

 日本人は自己主張をあまりせず、言わなくても分かってくれる、と思いがちですが、外国ではきちんとものを言わないと信用されないので、自己主張の自分なりのスタンスも大切でしょうとのことでした。

「高校生の皆さんに伝えたいこと」

 時間のコントロール(切り替え)は非常に大事ですし、今の時期は勉強だけでなく、スポーツも芸術鑑賞等も大事です。思いや希望は必ず叶うものですから、高い目標をもって、決してあきらめず、自分の幸せのため、人の幸せのため、将来のリーダーとして楽しみながら頑張ってほしいというメッセージをいただきました。

最後に

 今回は、在校生約17名、卒業生・先生約5名の参加がありました。南高生は、ただ話すだけではなく、生徒に対する質問あり、現地のスライドありの講演に熱心の聞き入っていました。質問に対して生徒が答えたときには、まずは「正解です。」と仰って下さるので、生徒たちも回答しやすかったと思います。

 講演後の質疑応答も非常に活発なものでした。日本のIT環境は海外から来た人にとってどうか、との質問に対しては、マレーシアであればWi-Fi無料の環境が整っているし、携帯電話の利用料月600円くらいであって、比較すると、日本は整備が遅れているが、東京オリンピックに向けて整備されていくでしょうし、そうあるべきだとのことでした。

 私たちは、外国というと、アメリカやヨーロッパを思い起こしがちですが、目覚ましく発展しているマレーシアの話は、国際社会を考える上で非常に参考になったことと思います。

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